2016年10月21日

田舎暮らしの放映に疑問

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     " 我が家の薪ストーブ(ダッチウエストタイプ)”

 一昨日、地上波テレビで「那須の田舎暮らし」と題して、放映された。身近な関係者から取材をされている事や、シニアカレッジの活動状況の写真提供と要望されていたので、放映時間も判っていた。
「田舎暮らし」のキーワードで、メディアで取り上げられることも日常茶飯事になっているが、その内容をみると、納得、理解しにくいことも多い。今回の放映もその部類に入る。結論から言えば、「バラ色の生活が待っている」と云った、不動産業者が喜びそうなまとめになっている。
 そもそも「田舎暮らし」とは、どのようなものか、人夫々のイメージは異なるのだろう。紹介しているメディアからキーワードを拾ってみると、「都会を離れた自由な生活」「スローライフ」「自給自足」「家庭菜園」「趣味三昧」などが共通している。
 那須高原を当てはめてみるとどうだろうか、那須町の人口は、約26000人、縦長の地域で新幹線、国道4号線で東西に分かれて、別荘、観光施設、温泉等の高原地区と、農業、歴史地区の里地区に分かれる。現在は、人口の約半数が、那須町以外の住民になった聞く、その殆どは高原地区に。私のご近所さんもお付き合いしている方の大半は、都会からの移住者だ。私は、「田舎」より「半都会」と呼んでいる。
 テレビ番組では、二組の移住者の紹介がされていた。生活費は都会当時の20%〜30%、月の出費約10万円と紹介されている。生活レベルにより異なるが、都会生活の出費より少なることは明らかだ。そもそも、自宅で生活する機会が増えて、外出すると衝動買いする私には有り難い要因だ。しかし、最近、それも怪しくなってきた、気軽に購入できるネット通販だ。翌日に自宅へ届く便利さは申し分ないのだが、クレジットカードの翌月の請求金額が気に掛かるようになった。
 那須の暮らしには、運転免証とマイカーは必要不可欠だ。夫婦であれば、二人とも運転できることが望ましい。都会暮らしには不必要だった。車が無いと全く生活できないといっても過言ではない。「仙人のような暮らし」を望む人は別ではあるが。車関係は、新たな出費となる。
 林に囲まれた、田園に囲まれた住まいは、田舎暮らしのイメージかもしれないが、高齢者になり車運転が出来なくなると、生活様式、ライフスタイルを見直さなければならなくなるだろう。 免許証を返納した人、連れ合いに先立たれて一人暮らしになった人、身近に都会へUターンする人も目につく。我が家は、幸いにして車が無くても、比較的生活に困らない地域にある。大型スーパー、ホームセンター、道の駅、東京行きバス停も約500mと近く、脱車生活になっても何とか現状の生活を楽しむことは出来そうだ。しかし、それも健康であればの話だ。我が家は、田舎暮らしの範疇に入るかどうかは判らないが、那須高原の自然を満喫し、現役時代の仕事の知識を活かして、社会貢献の真似事で生活のメリハリもある。又、友人知人にも恵まれているので、横浜からの移住は正解である。
 テレビで放映されない課題について触れてみたが、田舎暮らしは本人の期待レベル、ライフスタイルなどそして懐具合と相談して、移住地を選ぶことになるかと思う。移住地の環境が大きな要因を占めることは間違いない。又、余生を過ごすとなれば、目先の要因・条件だけで判断することは避けたいものだ。
 那須町では、人口流出が停まらない、少子化も拍車を掛けているのだろう、行政には「定住化対策」と云った取り組みもある。我々移住者が、街作りにより積極的に関わることも必要だが、Uターンの選択をしないような、インフラ、環境の整備を進めて欲しい。この自然豊かな那須で末長く生活をエンジョイしたいので。
posted by はらっち at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 那須の田舎暮らし情報