2021年05月16日

惜別の変化

GUM05_CL09017.jpg

 「昨日、ご主人講座にお見えになりませんでしたが、体調でも崩されましたか」と電話をすると「亡くなりました」と驚きの返事が返ってきた。「次、入院すると自宅へ帰れないと主人も、家族も覚悟をしてました」と。聞くところによると医師からは余命が宣告されていたらしい。奥様は「悲しみはずっと前に済ませていました。」と。ご自宅でご遺体を家族で囲み、昔話に花を咲かせ、翌日、那須町の火葬場で荼毘に付したという。49日を待って京都の菩提寺に納骨をする予定と聞いた。そして奥方は「覚悟はしていましたが、残されると辛いです。早く逝った者勝ちでね」と実感のこもった一言。愛する家族との別れは誰しもが経験することだが、気持ちの整理が付くまでには、長い時間を要す。
 最近は、コロナ禍で集団でのイベントが敬遠されている。葬儀も「家族葬」が殆どと聞く。OBの訃報連絡も葬儀が終わってからの報せが殆どだ。新聞の地方版に「おくやみ伝言」が掲載されているが、件数は激減している。掲載された内容も、やはり後日談が多い。寂しく見送られた仏も、天国の扉を開く時は「体温測定、手消毒」も無縁だろうし、友達を集めて現世の憂さ晴らしをしているのではないだろうか。
posted by はらっち at 13:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記