
来週に東京オリンピックの開会式が行われる。何故かピンとこない。気持ちの高揚がない。周囲の盛り上がりも無いこともありそれに影響されているのだろう。観客がいない競技、各プレヤーはどのような気持ちなのだろう慮(おもんぱか)る。
前回の東京オリンピックは、昭和39年(1964年)10月10日が開会式だった。快晴だったことが記憶に新しい。その時は高校生だった。東京の学校は休校になったが、開会式をナマで見ることが出来ないので、友人を誘って有楽町駅前の日劇でアイドホール上映を観に行った。有料か無料だったかは記憶にない。早朝から並んだ記憶も無いが列の一番前だった。大スクリーンにテレビ中継が映し出されて、スタジアムで生で観戦しているような臨場感があった。日本選手団の入場がアナウンスされると、満員の観客から拍手が鳴りやまず、幼い頃見た映画の鞍馬天狗登場のシーンと重なる。今回のオリンピックはコロナとアメリカのメディア至上主義に翻弄されているとも言われている。競技開催の時間帯も日本では不自然だ。さて開会式はどのようなセレモニーなるのだろうか。