
最近、忘れっぽくなり「ニワトリ病」が進行していることは自覚している。注意が散漫になり忘れものが多くなっているのだ。今日は、最大級の忘れ物をやっちまった。財布を車の屋根に載せたまま自宅まで帰ってきて「さて財布は?」と慌てふためいたのである。愛犬のトリミングに約20分離れた大型スパー内の店に行き帰宅する時、車に愛犬を乗せるため手がふさがり一時的に財布を屋根に置いた。この惨事は十数年前にゴルフ場でやり、見つからず大金の紛失とカード類の再手配に苦労していて、その事が一瞬頭を過ぎり、止めようと思いながら「すぐに戻せば良い」と安易な考えが勝ってしまった。車の周囲を一周する間に忘れたらしい。
最初にキャッシュカードを止めようと銀行に電話をし手続きが終了した。最後に「警察に遺失物届をされましたか」と問いかけられて順序の間違いに気が付く。早速に那須塩原警察署に電話をする。「落とし物係」の担当者が詳細に問い合わせてくるので疑問を持ちながら報告していると、「その状況に類似した遺失物が豊原丙駐在所にあります」という。ホームセンター内の駐車場で紛失した財布が、何故そのような所に」と嬉し半面首を傾げる。
早速に、駐在所に向かう、しかし運転免許証が財布内であり不携帯になる。これを指摘されたらまずいと思い、T中さん宅経由して同乗してもらい駐在所へ。若い警官は「お待ちしていましたよ、届者には拾得した権利について話をしましたが、放棄するとのことです。連絡先の情報提供も承諾を得ています」と立て板に水を流す如く説明をする。連絡先をメモする。「拾ったところは4号線だったようです。車に轢かれたらしく、財布内のカード類が破損してますよ」と解説を加えながら、財布を手渡された。財布を開くとカードの殆どが破損し、現金は濡れていた。クレジットカードが2枚、キャッシュカードが1枚、見当たらない、車に轢かれた時飛び出したのであろう。ニワトリ病の重症化を止めるワクチン接種が急務と痛感した。