
”東北本線黒田原駅(3月6日)”
商工会へ打ち合わせに行った序に、久しぶりに黒田原駅周辺をスナップした後、駅舎内に立ち寄った。那須町内には三つの駅がある。高久、黒田原、豊原と。三つの駅とも無人駅と思っていたが、黒田原駅は、朝から夕刻まで駅員が勤務していた。待合室できょろきょろしていると地元の老婦人に声を掛けられて、取り留めもない話の中で「この駅は学生の乗り降りしかなかんべな、その時間帯に駅員がいるんだよ」の説明で判った事だ。
駅舎入り口付近に黒田原駅舎の由来について「明治14年(1881年)に創業した日本鉄道株式会社により、養蚕業の中心地から横浜港を結ぶ上野駅、高崎駅間の路線に次いで同社の中核となる東北地方への線路が建設されました。明治18年(1885年)7月に大宮駅・宇都宮駅間が、明治20年7月には白河まで開通し、黒田原駅は明治24年9月に現在の町役場付近で営業を開始しました。
その後、急勾配解消等のための線路付け替えにより、大正9年(1920年)9月に現在地に開業しました。現在の建物は2代目の駅舎で、昭和15年(1940年)に改築された洋館風の木沿いモルタル駅舎です」と記してある。後方には那須連山が望めいつ訪れたも風情を味わうことが出来る。