
” 水位が増したサンマルコ広場(2007年12月9日)”
最近、イタリアの観光地と知られるベネチアの高潮被害のニュースが目に入る。海面の水位が上昇し市街地にも水が流れ込むことは、以前から珍しいことではなかった。私が訪れた13年前にも歩くところを嵩上げするような足場が用意されていた。昨年の11月初めにも水位上昇のニュースが流れて記事にした記憶がある。
今回は、酷いらしい。1.5mも水位が上昇しているとなると、歩くことも儘ならない。ましてや旅行者のスーツケースの運搬はどうなるのだろう。ベネチアのの街中は運河が張り巡らされ、歩道は自転車・車の通行も出来ない程狭い。これでは、水かさが増しても船を横付けするすることも出来ないだろう。地球温暖化(温暖化などと生易しい言葉ではなく高温化と思うのだが)の影響だろうとの見方が大半だ。さて、イタリア政府はどのような対策を講じるのだろうか。