
” ホトトギス (8月23日)”
今年の夏は雨が多く、例年と違ったスケジュールで草花が育っているようだ。しかし、例年と同じ歩みをする草花も多い。我が庭には、シュウメイギク、トガクシショウマ、キレンゲショウマ、そしてホトトギスが開花している。ホトトギスは何種類か植えたのだが、いつの間にか限られた種類になってしまった。頂いたジョウロホトトギスがあるが、背丈が高く大ぶりで可愛さがなく庭の片隅に追いやっている。
ホトトギスは、その模様が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから命名されたと聞く。まじまじと実物を見た訳ではなく、そのようなものかと軽く理解している。千利休が「茶花は野にあるように」というが、ホトトギスも茶花の一つである。我が家のホトトギスは、背丈が30p程度で好きなのだが、繁殖力のすさまじさに好感度も割り引かれる。この花の開花を見て、都会の残暑と違って高原は初秋に向かっているようだ。