
先日、愛車ディーラーからリコールの通知を受け取り、予約を取って那須塩原市のディーラーへ。大分昔にも一度経験しているが久しぶりだ。案内によると「制動装置(ブレーキオペレーティングシミュレーター)の不具合」という。ブレーキ関連だと見過ごす訳には行かず、おっとり刀で駆け付けた。点検は20分程で修了し、愛車を洗車して返された。
リコールの制度化は、大分古く1969年(昭和44年)だが、1995年のPL法(製造物責任法)の立法化に伴い道路運送車両法の保安基準として法制化された。即ち「クルマの設計や製造を行う段階で、性能や安全確保、環境に与える影響が国土交通省が定めている道路運送車両の保安基準に適合しない場合に行われる改善措置のこと」を云っている。他にも食料品、医薬品等リコール対象は幅広いが、企業が製品、商品の不具合をうやむやにせず公表し対応する仕組みとしては、消費者、利用者としては安心である。しかし、時々うやむやにしようとする企業がメディアに取り上げられている状態を見ると、全ての企業が消費者に対して安心、安全志向とはいえないのかもしれない。また、今回の様に通知が来るとは限らない。製品購入時に製品登録が出来るシステムを持っている場合は活用すること、又、時々、国民センターや消費者庁のサイトを覗くことも生活の知恵として必要なようだ。