2012年05月22日

ヴァッファ渓谷へ

月曜日は,各美術館等の休館日が多く、ウイーンから1時間半程度の距離「ヴァッファ渓谷」の船旅を楽しむことにした。各ガイドブックでも評判が高い。
8時44分ウイーン西駅発である。
Uバーン(地下鉄)3号線にて西駅へ。早速にチケットセンターカウンターへ。
「メルクまで、シニア2枚下さい」
「コンビチケットにしますか?」
「???、いや〜、メルクから船でクレムスまで行き、ヨーゼフに戻ってきます」
「それを、コンビチケットと言うのよ」
「そうでしたか、シニア2枚です」、シニア割引が有るかどうかは判らないが、このシニアを付け加える事が肝心である。経験がそうさしている。
「2枚で96ユーロね」と年配の女性駅員。
予定していた金額より高額である。
ホームに行くと電車は入線していて、小学生と思しき一団で溢れていた。
6名乗車のコンパートメントに入る。
ゆったりと定刻に走り出した。若い女性が一人入ってきて、乗り換えのSt.Poitenまで一緒だった。

DSC00459c.jpg

St.Poitenホームには、乗り換えの鈍行が停車していた。一両のディーゼルである。これに大勢の小学生の一団が乗り込ん出来た。教育が行き届いているのであろう、大人が座るまで、彼らは立っていた。ラッシュ並みの車内は、メルクまで続いていた。
ガイドブックで賞賛されている「バッファ渓谷遊覧」は、それ程のことで無い。河岸の自然の風景を楽しむには良いのだが。

DSC00482c.jpg

メルクの駅から、船着場まで1kmの表示がある。出航まで1時間は有るが、余裕も持って舗装された道路を歩き、20分ほどで、大型船の係留場所まで来た。
船員へ「このチケットの船はこれで良いですか」
「このチケットデイリーチケットで、この船じゃないよ、あそこのレストランで聞いておくれ」と。
そのレストランへ「あそこの船員から、このレストランへ行って聞きなさいとアドバイスをもらいました」
「このチケット、200m戻って、川を渡った所のチケットセンターで取り扱っているよ」
冷や汗・・・・。もう〜10時45分になる。出航は11時である。急ぎ足で来た道を引き返す。
何のことはない、チケットは予約カードで、乗船券に換える必要が有ったのだ。そのような事は書いていないように思えたのだが。

DSC00524c.jpg

 途中下船してデリュンシュテイン町を散策する。小さな町だが、ワインと杏の加工品が有名である。この町から電車でクレムスへ行く予定にしている。ワイン畑を過ぎてのどかな駅近くのレストランで昼食を取った。初めてのビールも美味しく、鳥料理(グリルフーン)、カツレツ(ウイーナーシュニッテル)は、低料金で大当たりであった。発車時刻も判らず、歩いて200m離れた駅へ向かう。

DSC00559c.jpg

 デリュンシュテイン駅は無人駅で、ホームらしき形もない。時刻表には一日3本、次の電車は、1時間半後の3時34分とある。あきらめて、待つことにした。カメラを片手に線路付近をうろうろしていると、線路をはさんで向かい側のお宅の老人から声を掛けられた。ドイツ語でさっぱり判らないが、仕草からすると、電車は来ないよ、と言っているようである。英語と手振りでウイーンに行くのだ、というと、向うへ行け、といっているようだ。諦めて来た道を引き返していると、その老人が車で追いかけてきて、全く理解できないドイツ語で、前方を指差している。これ以上、聞いていても判らないので、「ダンケシェーン」と判ったような振りをして、老人と別れ、先ほどのレストランで確かめる。今は、電車は走っていないので、その前のバス停からポストバスがクレムスまで行っていると言うことが判った。バスだと有料かも知れない、と言うミミッチイ事に拘り、船着場へ戻り、3時19分発のクレムス行きに乗船することが出来た。しかし、ここからも悲惨な状況が。クレムスの船着場より、駅までは1.5km,30分しか時間がない。汗だくで3分前に到着。ポストバスを利用すれば、駅まで運んでくれていたのだ。旅先で親切を受けるのは身にしみる。あの老人の運転も心配だが、いつまでもお元気でいて欲しいと思う。いや〜、思い出深いヴァッファ渓谷の旅であった。
posted by はらっち at 23:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 海外旅行
この記事へのコメント
はらっちさん今日は。
旅のブログを拝見していると
天気もまずまずのご様子で
なによりです。
日本もそうですが、やはり都会よりも郊外の何気ない街角というのが絶好の撮影ポイントのように見えますね。
うらやましいかぎりです。
私は18日から那須に来ていますが
こちらもツツジが満開で
一番良い季節を迎えています。
お帰りになったら、写真を楽しみにしています。
Posted by シナモンパパ at 2012年05月23日 07:08
いや〜、臨場感たっぷりの旅行記を楽しませて貰ってます。ちょっと、ブログの記事だけで終わるには・・勿体ないですね。是非HPへの転載、または旅行記の出版をお願いいたします。(^ ^)
旅の思い出とは・・ハプニングがあってこそ深まるものだと思います。はらっちさんの国際性と人柄で、今回もきっと良い旅になることでしょう。ちょっと持ち上げすぎでしょうか・・。(笑)
どうぞお気を付けて〜♪
Posted by 小次郎パパ at 2012年05月23日 11:11
シナモンパパさんへ

郊外の田舎が雰囲気があって良いですね。地元に泊まって、
朝晩の光景を撮りたいものです。
ウイーンの路地裏を撮りたいと意気込んでいたのですが、
時期が悪すぎたようです。路地裏も人で溢れていて、裏になっていません。
観光写真を撮り続けています。いつものことですが。(笑い)
昨日は、雨と雷雨の歓迎を受けました。
Posted by はらっち at 2012年05月23日 12:08
小次郎パパさん

結構調べをしているのですが、予想以外の事が発生しますね。
又、これも個人旅行の楽しみでもあります。
しかし、何処でも皆さん親切で驚きです。日本人に対する好感度高いようで
壊さないように気をつけています。(笑い)
昨晩のホイリゲ(ワイン酒場)、良かったです。
ベートーベンが大工をしたところ、いやっ、第九を作曲した家らしいです。(顰蹙もの?)
これは、次回のブログで。
Posted by はらっち at 2012年05月23日 12:15
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