2013年05月28日

旅先で受けた好意

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     ”世界遺産エヴォラのディアナ神殿(5月27日)”

 セッテ・リオスバスターミナルより高速バスで世界遺産エヴォラへ日帰りする。片道、1時間45分の予定である。バスターミナルは、宿泊のホテルより歩いて5分と掛からないので利便性は良い。
その高速バスでの話題である。旅先では、良いことより被害、事故が話題になることが多いが、今日は予想もしない嬉しい出来事が2件もあった。
一つは、車中での話題である。
後ろの席の男性が声を掛けてきた。「この財布は貴方のではありませんか、座席に下に落ちていました。」と小銭入れを我々の席の間に差し出した。最初は何事かと思ったが、確かに自分の小銭入れである。ポケットから飛び出したらしい。財布、カメラとパスポートは細心の注意を払っているだけにあっけに取られていたが、我に返ってお礼の言葉の連発であった。リスボンの治安の悪化が言われているだけに、ポルトガル人は本来優しいはずだと、再認識。下車時に礼をいうと、「エヴォラを楽しんで」と笑顔が返ってきた。
二つ目は、エヴォラのバスターミナルでのことである。
往路時、エヴォラのバスターミナルで、帰りの利用バスの時刻を4時から5時半に変更してもらった。エヴォラは、城壁に囲まれた小さな町であった。予定に反して2時過ぎには、時間をつぶすこともままならなくなり、早い復路時間の変更を期待して、バスターミナルへ戻ってきた。2時半であった。チケット売り場の窓口で3時発のバスに変更できないか、と問いかけた。朝の変更をしてくれた女性であった。「一度変更したものは再変更できません」と、可愛らしさの欠片もない態度と表情で突き放された。ポルトガルでは、笑顔とオラー、オブリガードの言葉しか受けていないので、何処の国にもこのような人はいるものだな、と思いながら待合室へ戻った。妻は、結果を期待するようにこちらを見ている。首を横に振る。
それから、20分ほどしてカフェをしに立ち上がると、男性の係員が声を掛けてきた。「リスボンへ帰るんだね。次のバスに乗れるようにするから、チケットを出してください」という。慌ててチケットを出すと、バス駐車場の指令室らしき処へ行き、チケットも持って戻ってくると、それを運転手に渡し、手で我々をバスの乗降口へ誘導するような仕草をする。
「我々が、何故困っていることを知ったのか」と問いかける暇もなかった。待合室では静かに過ごし、係員との接触もなかった。窓口の女性が気が引けて上司へ相談したのか、それとも東洋人に関心を持ち、何故、前のバスに乗らずにいるのか、など気になってのことか真相は判らないが、2時間の待ち時間が解消されたことより、そのような対応をしてくれたことに気持ちが和む。
ちょっとした気遣い、気配りは我々日本人の得意とするところだが、旅先での出来事は特に、大きな印象となる。ポルトガル語類似の日本語は多い。ここではこの言葉が最適だろう。オブリガード(ありがとう)!
posted by はらっち at 03:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 海外旅行
この記事へのコメント
キャー ポルトガルに旅されているんですね♪
楽しい旅を楽しまれている様子・・・心温まる嬉しい出来事! きっと旅が終ってもはらっちさんの心に残る嬉しい思い出となりますね。
それにしてもはらっちさんとは思えないお財布のアクシデントでしたね。
やはり細心の注意をはらっていても、やってしまう時はやっちゃうんですよね。
それでも本当に嬉しい事で、読んでいる私まで嬉しくなりましたよ。
ホテルも素敵なホテルで羨ましい限りです!
沢山のお土産話を期待していますよo(^▽^)o
楽しい旅をお過ごし下さい。
Posted by あゆっち at 2013年05月29日 09:56
命をとられなくてよかった!・・・というより、
海外でお財布が戻ってくることってあるんですね。(驚)

ご夫妻で数多く海外旅行をされていらっしゃるので、
恐らく表情も豊かで、困っていらした様子が、
現地の方の心を動かしたのでしょう。すごい。
引き続きどうぞ、たくさんの素敵な出会いと共にご旅行を満喫されてください。☆彡
Posted by MAO at 2013年05月29日 10:34
あゆっちさんへ

ポルトガルは、これで三度目ですが、変わりように驚きです。
高級外車が目立ち、人種も様々。ユーロ圏の影響でしょうか。
良し悪しは有りそうですが。
今日は、これからオビドスへ。天候が気になりますが、持って欲しいと願っています。
顛末記をお楽しみに。
Posted by はらっち at 2013年05月30日 13:57
MAOさんへ

リスボンの治安の悪化は、酷いようです。
ホテルでも、アドバイスをいただきました。
地方へ行くと、日本同様、駅では荷物を置いたままトイレへ行くなど
古いポルトガルが残っているようですよ。
皆さん、親切です。言葉が通じないとなると手を引いて、
判るところまで案内してくれるなど、感激です。
昨日は、バス停留所でマリアさんというおばさんとスペイン語の
話です。通訳書を持ち出して、挨拶言葉の勉強会になりました。
陽気なおばさんでした。
これから、オビドスへ行きます。日帰りです。
Posted by はらっち at 2013年05月30日 14:06
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