2014年05月04日

神戸一郎さんを偲ぶ

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 昨日、新聞の社会面の片隅に顔写真入りで訃報が報じられていた。神戸一郎さんである。享年75歳という事は、歌謡曲全盛時の世代には懐かしい歌手になる。紅白歌合戦にも4度出場らしい。当時としては、男前の歌手、今風に言えばイケメン歌手という事になろうか。
私が高校生時代に友人達4人と東北一周を旅行していた時のことである。上野→仙台→一関→盛岡→宮古→浅虫→十和田湖→八幡平→男鹿半島→秋田→磐梯を12日間で周遊券を使いユースホステルに宿泊した。
十和田湖から八幡平に行く途中、十和田南駅から八幡平へ行くのに花輪線を利用する。当時の八幡平は、今のように車で縦断出来なかったので時間を掛けて縦走した。
殺風景な十和田南駅のホームで列車を待っていると、場違いなサングラスに短パン姿の垢ぬけした人がいた。離れた場所には4〜5人の楽器を持った人達がいた。気動車に乗ると、ボックス席の私の前の席にそのサングラスのご仁が座った。さりげなくその顔を覗き見ると、見た事がある様な。「神戸一郎さんですか」と云うと、微笑みながら「そうですよ、旅行ですか」と返事が返ってきた。さて、サインをして頂くものが思い浮かばない。チロリアンハットとユースホステル会員証を手に持って、「これにサインをして頂けませんか」とボールペンを差し出した。すると「良いですよ」と快く引き受けてくれた。
今思うと、何と失礼なものを差し出したのだろうと顔から火が出るようである。相手が若者だから許そうという寛容な気持ちで接してくれたのだと思う。20歳で紅白に出た神戸さんも、一時期の盛りを過ぎて地方回りもされていた頃なのだろう。
訃報に接して、若かりし頃の偶然の出会いが思い出された。ご冥福を祈りたい。
posted by はらっち at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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