
” 某隣国ビザが添付されたパスポート ”
コロナ感染対応が緩和されて、海外旅行熱も戻りつつあるが、海外旅行には携帯不可欠な「パスポート(旅券)」。渡航先の国に入国するには、入国に相応しいかどうか判定する「ビザ(入国・滞在許可証」が必要だが、日本人は各国から恩恵にあずかっている。
1978年初めてアメリカは出張した時、アメリカ大使館にビザ申請に訪れた。その後は、2001年に中国を訪れた時も同様である。写真に有るのはその時のビザだが、今は、懐かしく感じる。というのは、最近、特別な事情(コロナ対策での入国厳格化等)以外は、ビザ申請が殆ど不要になった。渡航先の相手国が、日本を信用しビザが不要でパスポートで入国を許可している。この許可している国数を表わす指数が「ヘンリーパスポート指数」と云うが、わが国は193国と世界でNo1(2023年1月現在)である。簡単に言えば「日本人は旅行客として喜ばれている」と云う訳だ。これは、観光ビザの話しで、ビザには渡航目的により幾つかの種類があるので、観光以外ではビザ申請が必要になる。
最近では、ビザ申請は不要だが入国に対して手数料を取るケースも出てきている。ESTAもその一つで、オーストラリアやアメリカ等で採用している。事前に申請し許可が下りないと入国が出来ない。これも捉え方によってはビザ申請に似ているともいえないでもない。
海外旅行時、日本から出国、入国時はスタンプ(証印)が押されていたが、入国自動化(顔認証)により、それが殆ど無くなった(各審査場事務室の職員に申し出ると可能)。パスポートめくり乍ら、スタンプ(証印)を眺めながら思い出に浸る楽しみが無くなって行っている。